のんびりぬくい感じのぼやき

大学生です。日頃感じたことをダラダラと語ります。

ポエトリーラップじゃねぇギャングスタだ。

こんにちは。

 

 

今日はなんとなくMOROHAについて話そうかなと思います。

皆さんはポエトリーラップって聴きますか?詩を読むようにラップをするという結構コアなジャンルなのでそもそも知らない人も多いのでは無いかなと思います。

 

初めてポエトリーラップに触れたのは3年前でした。Youtubeにあなたへのおすすめで表示された不可思議wonderboyのpelliculeをなんとなく聴いてみたのが始まりです。いやMOROHAじゃ無いんかいとツッコミが入りそうですが、それはさておき。当時それはそれは驚きました。こんな音楽があっていいのか!?と思いましたね。路上で歌っている彼の姿は命を削って生きるっていうのはこのことかと思わされるようなアツさを纏っていました。コメント欄で彼が亡くなっていることを知って悲しくなり、他の曲も聴き漁って、もう更新されることのない曲を何度も聴いていました。

 

そんな時にMOROHAと出会いました。

当時私は浪人をしていて、受験ノイローゼみたいなものになっていました。精神的にも身体的にも凄く不安定で、辛くて毎晩泣いていました。もう死んでもいいとも思っていました。そんな時に急に現れた革命の動画を見て目が覚めた気がしました。振り返り様に思いっきり殴られたような感覚でした。革命の歌詞にこういうフレーズがあります。

 

飲み干すビール 時間が過ぎる この街で迎えた6度目の春 今年こそ 来年こそ 何年生きれるつもりで生きてきたんだ 今日が終わるいや今が終わるそう思えたやつから明日が変わる

(革命より)

 

2浪目で周りは大学や新しい生活を謳歌している環境で、自分だけが惨めに思えて何度も何度も挫けました。2浪目は1浪よりも遥かにしんどくて、またダメだったらどうしようと毎日布団にくるまって思っていました。眠れずに明日生きることをずっと考えていました。もう今年で終わりにしようと踏ん切りがついたのがこのフレーズでした。あと少しだけ、もう少しだけ頑張ってみようと思えました。直前期でも手遅れでも足掻こうと思いました。

 

そういう風に病み切ってもうどうしようもない時、私が狂っていくのを心配して友人が晩御飯だけでも一緒に食べようと誘ってくれたことがありました。12月くらいだったと思います。「もう少しだけやから頑張れ、頑張れ」と友人たちに励まされて家に帰る途中、始発を駅のホームで待っていました。その時にtomorrowを聴いて電車の中で泣きました。側から見たら始発で泣いている20代女性、一体何があったんだと思われたと思いますがそんなことどうでも良かったんです。頑張らなきゃと思い直せました。「最後は嘘になるなよ」という歌詞で生きることを諦めずに踏ん張れました。

 

カラオケに行った時、友人にどれだけ馬鹿にされても革命を歌います。私の命を救ってくれた歌だからです。本当に大好きな曲だからです。呂布カルマが「MOROHAは茶化そうと思えば茶化せるけど、真っ直ぐ向き合った時は茶化せない。」と評価している切り抜きを見たことがあるのですが、本当にそう思います。ファンはみんな同意するんじゃないでしょうか。一緒に向き合っていこうと励ます暖かさと、グズる人をそんなままでいいのか?と突き放す冷たさの両方を兼ね備えた曲調が特徴です。現実をただただ突きつけてきます。曲を聞くとアツくなって気合が入ります。

 

去年は入試で武道館ワンマンを見に行けなかったので今年は見に行けたらいいなあと思います。絶対に生で見たいです。いや見させてください。

 

MOROHAの曲は全部良すぎておすすめを絞るのが難しいです。王道といえば革命、tomorrow、三文銭、宿命、薔薇色の日々あたりですかね。個人的には「あなたから渡詩」が好きです。自分は自分1人で成り立っているという考えを吹っ飛ばしてくれるからです。新曲の「ネクター」もそういう曲調で好きです。あとは「チャンプロード」もいいですね。

 

天下獲る 絶対に獲る そう思わずしてなぜやれるんだ

 

その他大勢に送る御祝儀 一生準優勝 おめでとう

チャンプロードより)

 

もしよかったらこの機会にMOROHAを聴いてみてはいかがでしょうか。少しクセはありますが、真っ直ぐな歌詞と繊細なギターに耳を傾けてみてください。

 

youtu.be

 

youtu.be

 

MOROHA「チャンプロード」MV - YouTube

Nectar - YouTube

あなたから渡詩 - YouTube

 

私がポエトリーラップにはまるきっかけを与えてくれたPelliculeも一緒にどうぞ。

youtu.be

 

それでは。